WordPressのAWSからXSERVERへの移行手順
WordPressを初めて10日間くらいが経ちましたが、ものくろさんのWordPressのセミナーに参加して改善点がたくさんあること知りました。
その中で一番大変そうなサーバーの移行とドメインの変更をやってみました。意外と簡単でした。
サーバーは、AWS(EC2-bitnami)からXserverに移行しました。
サーバー移行した理由
・AWSの無料利用枠は1年のみ、しかもメモリ1GなのでPVが増えるとパンクする
・XSERVERは低価格でスペックもいいらしい
・ブログが育ってからの移行は大変とのこと
ドメインを変更した理由
・ドメインは短い方が覚えてもらいやすい。
始めに言っておくと、新サーバーではWordPressのインストールは不要です。データのエクスポート・インポートでOKです。
目次
XSERVER(エックスサーバー)の手続き・設定
新独自ドメインの取得(ドメインを変更しない方は不要です)
今回は「korns-solution.com」→「kama3.jp」へドメインを変更します。
ムームーなどのドメイン取得会社から取得します。
余談ですが、「.jp」ドメインて高いですね…。でもなんとなく「.com」より「.jp」の方が信頼感あるような気がします。
高いだけの価値はあるってことですかね。
ちなみに、XSERVERを利用すると独自ドメインが無料で取得できます。こだわりが無い人はそれでいいと思います。
XSERVER(エックスサーバー)利用手続き(すでに手続きが済んでいれば不要です)
XSERVERの契約手続きを行います。こちらから。
筆者はX10(スタンダード)プランにしました。まだ全然PV数少ないですし…。
最初の10日間は無料で使えます。また、契約期間で月額が変わってくるので、よく考えてから決めた方がいいと思います。
手続きを終えて、登録したメールアドレスに「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールが届けば一旦OKです。
DNSの変更(ドメインが変更されない場合は最後にやりましょう)
ドメイン名とIPアドレスの紐付け設定
ドメイン名とXSERVERのIPアドレスを紐づけます。
ドメイン名とIPアドレスの紐付けの反映は時間がかかるので、新ドメインがある場合は最初にやってしまいましょう。
※ドメイン名が変わらない場合は動作確認時に実施しましょう。
新しい独自ドメインの管理サイト(筆者ならムームードメイン)にアクセスします。
DNSの設定画面を開き、新たに取得したドメイン名にXSERVERのIPアドレスを登録します。
各地のルーターに情報が反映されるまで数時間から約1日ほどかかります。
AWS(EC2)のデータバックアップ
WordPressにBackWPupプラグインを追加
DNSの変更の繁栄を待っている間にどんどん進めましょう。
SQLでデータを抜き出したり、FTPでサイトのデータを落としてくるでも大丈夫ですが、WordPressのプラグインを使った方が明らかに簡単です。
プラグインから「BackckWPup – WordPress Backup Plugin」をインストールし、「有効化」しましょう。
バックアップジョブ設定
メニュー→「BackWPup」→「新規ジョブを追加」を選択、以下の項目を入力し「変更を保存」を押します。
・このジョブの名前:任意の名前
他のタブの内容も特に変更する必要はありません。
バックアップ取得
保存したら画面上部に「今すぐ実行」リンクが表示されるので、押して実行します。
完了するまでしばらく待ちます。
完了したら、メニュー→「BackWPup」→「ジョブ」→実行したジョブの「ダウンロード」リンクを選択します。
バックアップデータをPCに保存します。
データベース(MySQL)作成
XSERVERのサーバーパネルへログイン
データバックアップが完了したら、MySQLのデータベースを作成します。
サーバーパネルへのログイン画面から、サーバIDとパスワードを入力しログインします。
※サーバーID、初期パスワードは「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールに記載してあります。
データベース作成
メニュー画面から「データベース」→「MySQL設定」を選択します。
「MySQL追加」タブを選択し、MySQLデータベース名に任意の名前を入力→「MySQLの追加」を選択し、データベースを作成します。
データベースユーザー作成
続いて「MySQLユーザー追加」タブからデータベースユーザーを作成します。
・MySQLユーザーID:任意
・パスワード:任意
入力したら「MySQLユーザの追加」選択し、追加を行います。
※入力した内容は次の項目で使用します。
アクセス権付与
作成したユーザーに作成したデータベースの権限を与えます。
「アクセス権未所有ユーザ」に作成したユーザーが表示されていることを確認し、「追加」ボタンを選択します。
※画面下部に表示されている「MySQL5.7ホスト名」は次の項目で使用します。
「アクセス権所有ユーザ」に作成したユーザーが表示されていればOKです。
wp-config書き換え
データベース接続情報の書き換え
先ほどバックアップしたデータを解凍し、解凍ファルダ直下の「wp-config.php」を開き以下のDB接続に関する部分を修正します。
全て前項目で入力した内容です。
・DB名(3行目)
・ユーザー名(6行目)
・パスワード(9行目)
・ホスト名(12行目)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 |
// ** MySQL settings - You can get this info from your web host ** // /** The name of the database for WordPress */ define('DB_NAME', '作成したDB名'); /** MySQL database username */ define('DB_USER', '作成したユーザ名'); /** MySQL database password */ define('DB_PASSWORD', '設定したパスワード'); /** MySQL hostname */ define('DB_HOST', 'MySQLホスト名'); /** Database Charset to use in creating database tables. */ define('DB_CHARSET', 'utf8'); /** The Database Collate type. Don't change this if in doubt. */ define('DB_COLLATE', ''); |
データベース(MySQL)のデータインポート
phpMyAdmin起動(MySQLのDB管理コンソール)
wp-configの書き換え完了後、サーバーパネルメニューの「データベース」→「phpmyadmin(MySQL5.7)」を選択します。
認証を求められるので、作成したデータベースユーザーでログインします。
phpMyAdminというDBのコンソールが起動します。
データインポート
phpMyAdminの「インポート」タブ→「アップロードファイル」にチェック→「ファイルを選択」を選択する。
さきほど解凍したWordPressのバックアップデータから「.sql」の拡張子がついたファイルを選択する。
※ファイル名はAWSの環境によって変わります。
「実行」ボタンでインポートを実行します。
データのインポートの結果が完了しました。
サイトデータのインポート
FTPソフトのインストール(既にもっている方は不要です)
FTPソフトなら何でも大丈夫ですが、今回は「FFFTP」を使用しました。
FFFTPはここからインストールしてください。Macの場合はCyberduckなどをインストールしてください。
FTPアカウント情報確認
まず、FTPで新サーバーへ接続する際に必要となる情報を確認しておきます。
サーバーパネルのメニューから「FTPアカウント設定」を選択します。
新サーバーのドメインを選択します。
デフォルトのFTPアカウントがあるので、その情報をメモしておきます。
・FTPサーバー(ホスト)名
・ユーザー名(アカウント名)
・パスワード
新サーバー接続
インストールしたFFFTPを起動します。すると子画面が表示されるので「新規ホスト」を選択してください。
以下の情報を入力し、「OK」します。
「基本」タブ
・ホストの設定名:任意
・ホスト名(アドレス):前項目の「FTPサーバー(ホスト)名」
・ユーザー名:前項目の「ユーザー名(アカウント名)」
・パスワード:前項目の「パスワード」
「暗号化」タブ
・暗号化なしで接続を許可:チェックOFF
・FTPS(Implicit)で接続:チェックOFF
追加したホストの情報が表示されるので、「接続」を選択します。
以下の画面が表示されたら、「はい」を選択してください。
無事に接続できました。
サイトデータのアップロード
左側のパスを変更し、解凍したWordPressのバックアップのフォルダを開きます。
右側のパスを変更し、移行先ドメイン配下の「public_html」フォルダを開きます。
「public_html」フォルダの中の「default_page.png」と「index.html」を削除します。
以下のファイルがある場合は除外し、左側の全てのフォルダ、ファイルを右側へドラッグします。
除外ファイル
・「….spl」※DBインポートに使用したファイル
・「…日付.txt」
・「…日付.xml」
しばらく待ちます。筆者は1時間くらいかかりました。
途中で以下のようなエラー表示がされたら、そのまま「OK」または「以降全て」を押してください。
※原因はわかりませんが、動作上は問題ありませんでした。
動作確認
一通りの動作の確認
DNSの変更が反映されていれば、新ドメインでWebサイトが正しく表示されることを確認しましょう。
また、WordPressの管理画面にアクセスし、各ページが正しく見れることを確認しましょう。
筆者はプラグインがインストールできないという不具合に遭遇しましたが、こちらで解決しました。
WordPressについてはこちらの参考書がスタートアップとしてはとても良かったです。
以上となります。
投稿者プロフィール
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「kamaの技術ブログ」を管理しているkorns solution(コルンズソリューション) の鎌形と申します。
フリーランスのSEとして活動中です。
Javaの開発がメインですが、インフラも守備範囲ですので、幅広く投稿していきます!!!
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